導入事例
製造(金属部品)|繁忙期だけ増える検品工程を、派遣と請負に分けて安定させた例
受注の山が月末に集中し、検品の工程だけ残業が続いていました。正社員の採用を検討したものの、閑散期の業務量では通年の雇用は難しい状況でした。
ご相談の背景
人手が足りない状態が続いていましたが、通年で雇用するほどの業務量ではなく、募集と教育をくり返すことが負担になっていました。まず現状の作業量を把握するところから始めました。
担当者が就業先を訪問し、工程ごとの作業時間・必要な資格・繁忙の波を確認しました。記録は2週間お預かりし、数値で整理したうえでご提案しています。
取り組みと結果
作業時間の記録を2週間お預かりし、工程を「通年で必要な量」と「月末だけ増える量」に分けました。前者は直接雇用を前提とした紹介、後者は月末2週間の派遣として設計しました。
検品工程の残業時間が月あたり約4割減りました。通年分は紹介でお迎えした方が担当し、月末の増員は同じスタッフが継続して入る体制になりました。
配属前には作業内容と1日の流れをスタッフへ具体的に説明し、就業開始後は初日・1週間後・1か月後に状況を確認しました。認識のずれを早い段階で調整することで、途中交代を減らしています。
現在も同じ体制を継続しており、繁忙期の立ち上げにかかる教育時間は短くなりました。作業手順は文字と写真で残しているため、新しく入る方の立ち上がりも早くなっています。就業されている方からも、作業の見通しが立てやすくなったという声をいただいています。
ご相談から配属までは、業務内容の確認・人員の設計・お見積り・面談・就業前研修の順で進みます。標準的な所要期間は3〜4週間で、急ぎの場合は工程を絞って先行して配属することもできます。
物流(倉庫)|入荷と仕分けを工程ごと受託し、社員が管理業務に戻れた例
社員が仕分け作業に入っており、在庫管理や配送手配などの管理業務が後回しになっていました。人の入れ替わりも多く、教育に時間がかかっていました。
ご相談の背景
社員の方が日中の大半を仕分けに取られ、在庫の照合や配送の手配が夕方以降に回っていました。採用してもすぐに入れ替わり、教育をやり直す時間が積み上がっていた状況です。
担当者が倉庫に入り、入荷から仕分けまでの動線・1日の波・必要な資格を確認しました。作業の記録は2週間お預かりし、工程ごとの人数に置き直してご提案しています。
取り組みと結果
入荷から仕分けまでの工程を請負でお受けし、当社の現場責任者が作業手順書の作成と教育を担当しました。出来高は日次でご報告する運用にしました。
社員の方が管理業務に戻れるようになり、作業手順が文字と写真で残ったことで、新しく入る方の立ち上がりが早くなりました。
作業手順書は写真つきで作り、新しく入る方には現場責任者が初日に同行しました。日次の出来高と気づいた点をその日のうちに共有し、翌日の人数配置に反映しています。
受託から半年が経ち、管理業務に戻れた社員の方が在庫の精度と配送の段取りを見る時間を確保できています。仕分けの手順が写真つきで残っているため、人が入れ替わっても立ち上がりが早く、繁忙日の応援も同じ手順で動けるようになりました。
ご相談から受託開始までは、対象工程の確認・作業手順の整理・お見積り・現場責任者の配置の順で進みます。標準的な所要期間は4〜6週間で、工程を絞れば先行して着手することもできます。
同じ工程でも、任せる範囲を変えれば契約の形は変わります。派遣・紹介・請負のどれが合うかは、業務の続き方と繁忙の波から判断しています。
ご相談の段階では、まず現状の作業記録を見せていただくところから始めます。記録がない場合は、当社の担当者が一緒に1〜2週間の記録を取ります。